セフトン

第 17 捕虜収容所を見てきました(ネタバレ)。映画にもなっていますが、セフトンを三宅さんが演じておられました。男ばかりの舞台でセットも一つというシンプルな舞台でした。仲間が脱走に失敗するところから始まり、何かあるごとに看守に筒抜けで、仲間からドイツ軍のスパイ容疑をかけられるセフトンですが、奴は頭がいいのか悪いのか仲間の気を逆なでするような言動ばかりするんですね。三宅さんがかわいいだけに余計に小憎たらしいです。役作りの為にくるりんパーマに煙草をプカプカふかすんですが、普段は吸わないのに様になっていて、更に小憎たらしいです。


観劇はヘリコさんとばあやさんとご一緒したんですが、観劇回数がゆうに片手を超えているだけあって、細かい演出を知っているので驚きました。プライス(袴田)がドイツ民謡を歌うところで、ホーニーはじーっと見ているとか、何かが起こるときにホーニーはオカリナを吹いているとか。セフトンより早くスパイの正体を見破っていたのかもしれません。


それにしても本当のスパイがああなってしまうとは、なんというか、人間って怖いですね。脱走したセフトンとダンバーが最後まで逃げ通せるかどうかもわかりませんが、残された捕虜達ははたして生き延びることができるんでしょうか。そう考えるとやっぱりセフトンは頭がいいんでしょうね。


関係ないんですが、さっきからセフトンを変換する時、背布団になるのはどうにかならないでしょうか。誰だよ、背布団って。