月館の殺人 (下)

上があれば下があるわけで、出ましたよ!上はミステリなんだかコメディなんだかわからなくなってたけど、下では雪崩のごとくどんどん死んでいってて、絵が佐々木倫子なのになんだか怖いよ!と1人布団の中でゴロゴロ転がって読みました。第14話日置の顔が特に・・・(;_;)


多少は怖かったものの(ただの怖がり)謎解きのドキドキワクワクを考えると、わかってしまえば拍子抜けというか放心というか、謎解きをされた後も、
「それでいいの?」
という戸惑いがありました。死亡時刻の順番とか、全然密室じゃなかったりとか、一番犯人くさい人が犯人だったりとか、なんというか早く結末が知りたいという逸る気持ちを抑えて折角前から順番に読んだのに(*1)、そんな真相だと“まんまと騙された”感がいまいち味わえませんでした。最後に実は違いましたーなんてもっとすごいどんでん返しがあるかと期待したんだけどなぁ(どんなどんでん返しだよ)。


ちょっと探偵役が弱かったかなぁ。

*1 雑誌でも本でもなぜか後ろから読むのが好き