アリエッティ

自然の描写、音に感心しました。特に感心したのはアリエッティ達小人目線の生活風景でした。お茶を入れる時の水滴の大きさや、普段見ている家具や小物がとても大きくて、それでもお人形さんごっこをしているかのようにそのサイズでちゃんと生活している様を見ると、もし自分の家にいたらなんて想像が膨らみました。


小人というキャラクターは特に悪くはないんですが、話自体はそんなに大きく波打つわけでもなく、90分という短さもあって観終わった後そこまでの感動は押し寄せてきませんでした。淡々と終わった感じです。いや、小人一家にしてみれば大事件なんですが、見ているこちら側にしてみれば、小人の生活ご紹介映像みたいな、そんな気もしなくはなかったです。正直、爆発的にヒットする映画ではないと思います。それでもこういう世界が好きな人はたくさんいるでしょうから、ロングランになるんでしょうか。